EVENT BLOG

カレンダー

2024年4月
« 5月  
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930 

月別記事アーカイブ


  • イベントブログ
  • レストラン情報
  • タワー入場券付きチケット


  • 海峡メッセ下関
  • 一般財団法人 山口県国際総合センター

「双眼鏡を覗いてみたら」~六連島~(シリーズ⑨)

投稿:2014.03.03

「双眼鏡を覗いてみたら」~六連島~(シリーズ⑨)


タワーから西を望むと響灘に石油タンクがいくつも並び、また丘の上にはビニールハウスが並ぶ島が目に飛び込む。周囲3.9km、人口110人の下関市の六連島である。


かねてからこの島に一度行ってみたいと思っていたので、思い切って日曜日に竹崎港から渡船で渡った。お客は島の人と釣り客とヤクルトのお姉さんなど10数人。途中、目の前を外国の貨物船が通っていくのを見ながら20分で着いた。日差しが少し暖かい小さな漁港では10数隻の船が休んでおり、急傾斜地の狭い土地に家が点々と立ち並ぶ漁村の風景が目の前に広がる。島のメイン道路は北側から上っており、この急な狭い坂道をトレーラーを付けたトラックターが勢いよく下って来たのでびっくりした。丘の上は肥沃で花きのハウス栽培が盛んである。ハウスの中は丹精込めてつくられたガーベラなどの花が咲き誇っていた。ここは下関の花の一大産地であり、島のもう一つの生業の場となっている。しかし、4~5mもの高さになった葦が生い茂るかつての畑も随所に見られ島の厳しさを訴えている。 


島には明治4年につくられた最古の洋式灯台が今も現役で行き交う多くの船を見守っている。また、アルコール漬け瓶詰めウニの発祥地としても有名である。


船が島を離れる時、何処からともなくおばさんや子どもがバイクで、また歩いて集まってきて元気なあいさつを交わしながら乗り込んでいくあの温もりの情景が忘れられない。


(写真は「タワーから見た六連島」「六連島漁港」「花きのハウス栽培」「六連島灯台」です。)

ページの先頭へ戻る

ページトップへ

無題ドキュメント